アンティーク

最近、打合わせをしているお客様で、
アンティークな部材を使いたいという希望がありました。

建築は、綺麗に作ることは難しいですが、
荒っぽい古い感じに仕上げるというのはもっと難しい工事となります。

真面目な日本人の性格からか、
「角がきちっと出ている」「表面が筋一つ無い平滑面」などなど、、、
その方が落ち着くというか、安心するというか、
私が見ていてスッキリするのは綺麗な仕上げです。

海外の映画で見るような、親子日曜大工で家のペンキを塗るというラフな感覚が、
新築物件ではなかなか馴染めないのが本心です。

とは言え、今回の希望は、写真のような感じの物。

「真面目にきちんと汚く作る」という難しいテーマです。
「下手」「雑」とは違う「荒い」「汚い」。
「味」と表現されるような表情です。

打ち合わせをしている建物が完成する頃には、
アンティーク好きになっている気がします!

本店 アンティーク黒田