仮設から常設へ・・・の話

街中を車で走っていると「貸しコンテナ(レンタルスペース)」の看板がたくさん目につきます。

今日は弊社の施工現場ではなく、「コンテナ建築」に注目してみました。

こんなモノが出てきました。(※弊社の施工ではありません)
コンテナというと仮設のイメージ(そもそもコンテナは輸送設備ですね・・・)ですが
ここまで来ると確かに「建築物」ですね。
以前、坂茂氏のセミナーに参加したときに「仮設でも愛されて使われ続けるとパーマネント(常設)になる」という話を聞きました。
坂さんは神戸長田区のカトリック教会やニュージーランドの大聖堂を「紙管(紙の筒。超大きなサランラップの芯みたいなもの)」で作ったり、女川町の仮設住宅を「コンテナ」で作ったりと、被災地の仮設住宅に力を注いでいます。


「形は仮設でも、住まう人に愛される場所は常設となって行く・・・」

残念ながら被災地の復興は遅れていますが「少しでも住み心地をよくしたい」という建築家の心が見えてきます。

奥が深いですね。

さて、話を「コンテナ」にもどします。

他にもこんなコンセプトがありました。


完全に「リゾート」。


もはや住宅!

コンテナなので、解体(撤去)する時に廃材が少なく、スムーズに工事が進みますね。
また、リサイクル(コンテナの使い回し)もできるのでは?
と勝手に想像します。

普段私たちが向き合う「建築」とはかけ離れた発想ですが、いろんな思い(コンテナで言えば住みよい仮設)をカタチにする・・・ものづくりの醍醐味ですね。
あらためて感心させられました。

湘南本店
総務部:横山