猪俣邸

現場のそばに、このような古い建物(文化財です!)がありました。
「猪俣邸」という、文化勲章を受章した吉田五十八氏の設計による数寄屋造りの建物です。

庭園の中に佇む和風建築は、とても心が澄んだ気持ちになります。

建物の内部は、長押や廻縁などを極力なくしスッキリ見せる「吉田流」という、
近代数寄屋の特徴が見られる建物だそうです。

これは縁側の敷居です。

日本の建物は、庭とのつながりを大事にしいるのが特徴の一つだと思いますが、
この敷居を見るだけでも、大きな開口と気持ちの良い庭がイメージできます。


驚きなのは、この建物が東京のど真ん中に建っているという事です。
吉田五十八氏の建物が、少なくなってきている中、
これからも伝統と呼べるような建物を受け継いでいってもらえると嬉しいですね!

本店 黒田